「気」とは
心身の活動に必要な
エネルギーの源を意味します。
元気、やる気、活気というように
目には見えないものですが、
気が過不足なく充実し、
スムーズにめぐることで
心も体も
ハツラツと健康な状態にあります。
気は胃腸の働きによって作られます。
胃腸の働きは
加齢によっても弱くなりますが、
元々の体質が弱い方や
食習慣等の乱れによって
胃腸が疲れてしまっている場合は
気が不足してしまったり、
気の流れが滞りがちになります。
いつも気が満ちて、
しっかりとめぐった状態
ハツラツとした日々を送るには、
胃腸の働きを高めることが
大切になります。
また、気には
「守る・保つ」という働きもあります。
臓器の位置を重力に負けずに
正常に保ったり、
内外の病気の原因から
心身を守ったりと
免疫機能も気の働きによるものです。
これらが弱ると
胃が重力に負けて
垂れさがった胃下垂になったり、
体を守るバリアが弱っているので
季節の変わり目や環境の変化に負け
心身の不調をきたします。
気は大きく分けて4つあり
私たちの生命源を担っています。
「 4つの気 」
営気(えいき)
血に入り栄養となる気を指す
衛気(えき)
体表で外的要因から体を守り、
汗をコントロール
元気・原気(げんき)
生命活動の基本となる気のこと
宋気(そうき)
胸中にある気のことで
肺の呼吸と心の血を循環させる